歌ってみたをWAV・MP3で書き出す方法|投稿・MIX依頼用の設定
録音が終わったら、用途に合わせて音声ファイルに書き出します。ここでは歌い手向けDAW「Utawave」を例に、 投稿用の 1 ファイルにまとめる方法と、MIX 依頼用にトラックごとに書き出す方法、 形式やビットレートの選び方を解説します。
書き出しの手順
- 画面右上の
EXPORTボタンを押すか、Ctrl+E(Mac は Cmd+E)を押します。 - 書き出しモードを選びます(1 ファイルにまとめるなら「ミックスダウン」、トラックごとに分けるなら「トラック書き出し」)。
- 範囲を「プロジェクト全体」「ルーラー範囲」「小節範囲」から選びます。
- 形式を WAV / AIFF / MP3 から選び、サンプルレートなどを設定します。
- 書き出しを実行します。「完了後に出力フォルダを開く」がオンなら、終わるとフォルダが開きます。
用途別のおすすめ設定
| 用途 | モード | 形式の目安 |
|---|---|---|
| 動画編集ソフトに渡す | ミックスダウン | WAV・ステレオ |
| 試聴用に共有する | ミックスダウン | MP3(192〜320 kbps) |
| MIX を依頼する | トラック書き出し | WAV・Pre |
投稿先や依頼先に指定がある場合は、その条件を優先してください。
1 ファイルにまとめる(ミックスダウン)
インストと歌を 1 つの音声ファイルにまとめます。トラックのフェーダーやパン、挿しているエフェクトは、 ふだん聞こえているとおりに反映されます。ファイル名と、出力チャンネル(モノ / ステレオ)を指定して書き出します。 通常はステレオを選びます。
- ミュート中のトラックは入りません。別テイクやガイドは、ミュートしておけば除外できます。
- CLICK トラックも、鳴っている状態だと一緒に入ります。完成データには入れないよう、ミュートしてから書き出してください。
トラックごとに書き出す(パラ / ステム)
MIX を依頼するときは、モードを「トラック書き出し」にして、渡すトラックにチェックを入れます。 トラックごとに Pre / Post を選べます。Pre はフェーダーやエフェクトを通さない素の音で、MIX 依頼ではこちらが基本です。 渡し方まで含めた手順はミックスを依頼する前の準備をご覧ください。
WAV と MP3 はどちらを選ぶ?
- WAV:音質を落とさない形式です。ファイルは大きくなりますが、編集や MIX に渡すデータはこちらを選びます。
- AIFF:WAV と同じく音質を落とさない形式です。相手から指定されたときに選べば十分です。
- MP3:ファイルを小さくできる圧縮形式です。試聴や共有に向いています。一度圧縮すると元の音質には戻せないので、MIX 用の素材には使いません。
サンプルレートとビット深度
サンプルレートは既定の「プロジェクト」のままで問題ありません。別の値を指定されたときは、44.1 kHz〜192 kHz から選べます。 ビット深度は 16 bit / 24 bit / 32 bit float から選びます。迷ったら、編集に渡すデータは 24 bit か 32 bit float にしておくと安心です。 16 bit / 24 bit で書き出すときはディザを通常オンのままにします(32 bit float では不要なので自動でオフになります)。
MP3 では、ビットレートを 96〜320 kbps から選びます。数値が大きいほど音質は上がり、ファイルも大きくなります。
音割れを防ぐ設定
環境設定の「ピーク超過時に内部で減衰させて書き出す」がオン(既定)なら、音が大きすぎる場合に全体を少し下げて音割れを防ぎます。 録音の時点で音が割れていると書き出しでは直せないので、録音レベルの合わせ方もあわせて確認してください。
Utawave はダウンロードページから入手できます(Windows / Mac 対応)。