歌ってみたの録音レベルの合わせ方|音割れを防ぐメーターの見方

歌ってみたの録音で意外と差が出るのが録音レベル(音量)です。大きすぎると音割れしてしまい、 小さすぎるとノイズが目立ちます。ここでは無料の録音特化DAW「Utawave」の Peak・VU メーターの見方と、 音割れを防ぐちょうどよいレベルの合わせ方を解説します。

録音レベルが大事な理由

デジタル録音では、音量が上限(0 dBFS)を超えると音が潰れて「音割れ(クリップ)」になります。 一度割れて録れた音はあとから直せません。逆に小さすぎる音は後で持ち上げられますが、 一緒にノイズ(サーッという音)も大きくなってしまいます。そのため録音の時点で、割れない範囲でしっかりした音量を狙うのが大切です。

Peak メーターと VU メーターの見方

Utawave のトラックには2種類のメーターがあり、見るポイントが違います。

録音中は、まず Peak が上限に当たっていないかを見て、VU で全体の音量感を確認する、と覚えておけば十分です。

Utawave のトラックの Peak メーターと VU メーター(緑・黄・赤で音量を示す)
トラックの Peak/VU メーター。緑(安全)→ 黄(クリップ手前)→ 赤(音割れ)で音量がわかります。

メーターの色の意味

メーターは音量によって色が変わります。色を見れば、レベルが適正かひと目でわかります。

録音レベルの合わせ方

ここが一番のポイントです。録音の音量は、Utawave のトラックの音量フェーダーではなく、 オーディオインターフェイスの「GAIN(ゲイン)」つまみで調整します。 アプリのフェーダーは再生・モニター用の音量で、録音される音そのものの大きさは変わりません。

  1. 録音するトラックの R(録音アーム)を点灯させ、トラックに入力レベルが表示される状態にします。
  2. 本番でいちばん大きく歌う部分を、実際の声量で歌ってみます。
  3. そのときの Peak が赤(0 dB)に当たらないよう、オーディオインターフェイスの GAIN つまみで調整します。
  4. いちばん大きい所で Peak が黄色の範囲(おおよそ −6 〜 −3 dB)に収まるくらいが目安です。

マイクとの距離や歌い方でレベルは変わります。サビの全力部分を基準に合わせておくと、本番で赤に飛び込みにくくなります。 オーディオ設定そのものの開き方は 歌ってみたの始め方 も参考にしてください。

レベルの目安とヘッドルーム

プロの現場でも、上限ぎりぎりではなく少し余裕(ヘッドルーム)を残して録るのが基本です。 歌は予想外に大きくなることがあるので、Peak のいちばん大きい所で −6 〜 −3 dB あたり、 平均的な音量(VU)は緑〜黄の境目くらいを目安にすると、割れずに扱いやすい素材になります。 「もう少し上げたいな」と感じるくらいで十分です。

小さすぎ・大きすぎたときは

関連: 録音の準備全体は 歌ってみたの始め方|必要な機材と録音設定、 声が遅れて歌いづらいときは レイテンシ(声の遅れ)を減らす設定 をご覧ください。

メーターを見ながらレベルを合わせて録るには、まず 無料DAW「Utawave」のダウンロードページ から入手してください(Windows / Mac 対応)。